リゾート旅行記 

ケアンズ・グレートバリアリーフ

(2003.09.12-2003.09.16)

海外ダイビング進出の3回目は、オーストラリアのグレート・バリア・リーフ(GBR)です。

夏休みにもかかわらず3泊5日の短い日程で、観光1日、ダイビング2日の旅行となりました。

利用航空会社はカンタス航空(日本航空/カンタス航空共同便)、泊まったホテルはケアンズのラディソンプラザホテルです。

Photo Albumはこちらからどうぞ!

  

第1日目(出発日)

ケアンズは成田空港を21時頃出発して、到着は現地時間5時頃ですので機内泊となります(時差+1時間)。

飛行機に搭乗する際、いつものように飛行機の入り口付近には、にこやかな笑顔もなく!? 大柄な!!? スチュワードさん!?? の2人が迎い入れてくれました。

な、なぜ、スチュワードさん?と思いつつ自分の座席に向かって通路を進んでゆくと、スチュワードさんが1人、スチュワードさんが2人、スチュワードさんが3人・・・

ん!??? オー!マイ・ゴッド! スチュワーデスさんが1人もいない!! しかもスチュワードさんたちは大柄な中年オッサンばかり!!

恐るべしカンタス航空・・・ 旅の楽しみが一つなくなってしまった・・・

飛行機に乗り込み、離陸後の巡航飛行に入ると、さっそくドリンクサービスに続いて夕食が始まりましたが、ここでもスチュワードさんたちはにこやかな笑顔もなく、人によっては大きな溜息をつきながらサービスをしていました。

しかし、何故かこのスチュワードさんたちのサービスはけっして不快に感じることはなく、むしろ不思議とくつろいだ気分にさせてくれました。

日本の航空会社の場合、スチュワーデスさんたちは皆美しく、サービスはとても気が利いていて、何かとてもリッチな気分にさせてくれますが、仕事の手際が良い分、知らないうちにスチュワーデスさんたちの仕事の流れを妨げない様にこちらも気を使っていたのかもしれません。

それに比べてこのスチュワードさんたち、仕事はきちんとやっていますが、作り笑いすることもなく、あせって仕事するでもなく、何か自然体といった感じだったので、知らず知らずのうちにこちらもくつろぐことが出来ました。

今回のフライトでは沖縄に超大型台風が接近していたため、途中とても揺れが激しく、普通に立っていられないくらいの状態でしたが、それでもシートベルト着用サインは表示されませんでした。

日本の航空会社では、これより小さい揺れでも必ずシートベルト着用サインが出るのに、カンタス航空はパイロットまでもが、小さなことは気にしないのでしょうか? 

この激しい揺れの中でも表情一つ変えず、足を踏ん張りながら、ひたすら食後のドリンクサービスを続けていたスチュワードさんの姿は、妙にたくましかったです。

第2日目(到着日/キュランダ観光)

ケアンズには早朝の5時頃に到着しました。

オーストラリアは持ち込み荷物の制限が非常に厳しく、食物や薬の持ち込みは全て税関で申請しなくてはいけないので、いちいちトランクを開けなくてよいようにお菓子や薬は全て手荷物に入れてきたのですが、税関では薬をチョット見せただけで、後は何もチェックされずにすんなり通してくれました。

その後、犬が近づいてきて荷物をクンクンと嗅いでいると思いきや、麻薬検査犬による荷物チェックでした。

ケアンズ空港からは、ツアー会社のバスでソフィテルリーフカジノホテルに向かい、そこで永延とオプショナル・ツアーの説明を聞かされた後でやっと開放されましたが、到着日はオプショナル・ツアーのキュランダ観光を申し込んでいたので、集合時間までに朝食を食べるために、ケアンズの街に繰り出しました。

ケアンズは人口11万人のこじんまりした都市ですが、街並みはとてもきれいで、何故かオーフンカフェがたくさんたくさんあって、何かとても洒落た雰囲気でした。

朝食はこのオーフンカフェでOpenGrillなるホットサンドとカフェ・モカを注文しました。

朝の陽射しを浴びてのオープンカフェの朝食は、何かとてもすがすがしく気持ちが良かったのですが、味の方は薄くて今ひとつでした。

朝食をすませてオプショナル・ツアーの「どきどきキュランダ観光1日コース」に参加するために、9:00に再びソフィテルリーフカジノホテルに戻ました。

ちょうど3連休と重なっている時期であったため、当日はバス3台分のお客様がいるとのことで、我々が乗ることになった3台目のバスは、ツアーガイドさんの名前を取って「皆さん!ミクさんチームと呼ばれてたら集まってくださいね〜」とのことで、これから先はどのようなことになってしまうのか、気分はすっかり「どきどき」です。

もうほとんどロンパールーム(ふ、古すぎるか・・・)状態ですが、元気一杯でがんばっているツアーガイドのおねーさんにつられて、「ミクさんチーム集まってますか〜?」とやられると、こちらもついつい「は〜い!」と答えてしまうのでありました。

さて、この「どきどきキュランダ観光1日コース」は、今回参加した曜日だけ通常のスケジュールとは逆で、まずは「スカイレール」と名付けられたロープーウェイに乗って、熱帯雨林を横断してキュランダ村まで向かいました(通常はスカイレールで戻ってくるそうです)。

この「どきどき」ツアーでは、スカイレールの途中駅で一時下車をして、熱帯雨林の中を、きちんと整備された遊歩道を通って散策したりもしました。

この熱帯雨林は、グレートバリアリーフと並んで世界遺産に指定されているとのことで、事前インターネット調査でも評価は上々だったので大いに期待していましたが、確かに見て損はしないものの、やはりダイビングの感動と比べるとややインパクト不足でした。

スカイレールの終点駅の近くには、「ワイルド・ライフ」という小さな動物園があり、「どきどき」ツアーにはこの動物園見学も含まれています。

この動物園では、オーストラリアお決まりの「コアラ抱っこ」が出来ますが、ただ入園しただけではこのコアラ抱っこは出来ず、追加料金(最低11A$)で写真撮影をお願いして、初めて「コアラ抱っこ」をさせてもらえます。

せこいと思いつつ、やはり「コアラ抱っこ」をしないとオーストラリアに来たことにならないと思い、11A$を払ってそれぞれコアラ抱っこをしましたが、妻はコアラにしがみつかれた時にTシャツに穴を空けられ、お腹にミミズ腫れの傷を付けられました。。。

ちなみにこのコアラ、1日のうちで起きているのは4時間程度で、食物のユーカリに含まれる油のせいで起きていても酔っ払った状態という、実に羨ましい生活を送っている奴らでありました。

この動物園には、コアラ以外にもカンガルーや超大型ワニ等がいましたが、一番愉快な奴はずんぐりむっくりユーモラスな体つきをした、ウォンバット君でありました。

この動物園を見た後は、水陸両用車の「アーミーダック」に乗って40分程の熱帯雨林探検に出掛けました。

このアーミーダックは、途中途中で止まりながら熱帯雨林のめずらしい植物を解説してくれましたが、気分はほとんどジャングルクルーズ実写版という感じでした。

アーミーダックで沼を渡っている途中で、見ると幸せになれるらしいユリシーズなる蝶を見ることが出来ましたが、とても美しい蝶であったものの、その後の生活は特に幸せになってません・・・

アーミーダックの後はいよいよキュランダの村までバスで移動して、いよいよ昼食です。

昼食のメニューは、ツアーバスで始めに聞かれたオージーバーガー、チキンパイ、ベジタブルパイの中から選ぶことになりますが、私はオージーバーガー、妻はベジタブルパイをオーダーしていました。

味は期待していませんでしたが、想像したとおり・・・ でした。

昼食の後は、キュランダ村で1時間半ほどのフリータイムとなりましたが、キュランダ村にはコアラ抱っこが出来る動物園と、蝶が放し飼いにされている蝶々園と、おみやげ物と食べ物屋が多数ある程度で、キュランダ村なればこそというものは、特にありませんでした。

キュランダ村でのフリータイムの後、ケアンズへの帰りはキュランダ鉄道で下山します。

このキュランダ鉄道は、蒸気機関車かディーゼル機関車で引張られた列車で、駅にしろ列車にしろ車窓にしろ、何となく古き良き時代という感じ(どんな感じかよくわかりませんが・・・)がして、観光列車としてなかなかいい味を出していました。

途中、レッドバロンフォールという駅で滝を見るために、列車は10分ほど停車をするのですが、残念ながら今回の旅では水量が少なかったので、滝に豪快さがありませんでした。

きっと水量が多いときにこの滝を見れば、ものすごく豪快な景色が楽しめると思います。

後はのんびりと列車は下山して行きましたが、今日のツアー参加者は我々と同様に今日ケアンズに到着した人が多かったので、窓の外の景色を楽しむよりも皆さんそろって大爆睡していました。

そんなこんなで、結構楽しめた「どきどき」ツアーもこれで終わりと思いきや、最後の最後に「どきどき」ツアーとは全く関係のないオパール店に連れて行かれ、オーストラリアでは発掘量が多くてみやげものとして人気のあるオパールの説明を無理やり聞かされて、やっと「どきどき」ツアーはお開きになりました。

最後に元気一杯だったツアーガイドのミクさんとお別れをしましたが、このお姉さん、疲れて目が血走っているにもかかわらず最後まで元気一杯で、ガイド中はいかにも自然に、今日のお客様は特別であるような気分にさせてくれて、まさしくガイドのプロと呼ぶに相応しい仕事ぶりでありました。 拍手、拍手・・・

ということで、やっとラディソンプラザホテルの部屋に到着です。

このホテルの部屋は、全体的にとても清潔感があり、調度品はシックで落ち着いていて、スペース的にはとても広々として、テラスからの眺めもハーバーと公園と海を見回すことが出来て、最高に良かったです。

このツアーではウェルカムドリンクとしてシャンパン1本が無料で貰えましたが、到着初日は疲れきってアルコールを飲む元気がなく、2日目以降もダイビングでお疲れモードになってしまったため、結局このシャンパンは、今回の旅行では開けずじまいになってしまいました。 もったいない・・・

到着初日の夕食は、ツアーで予約されているソフィテルリーフカジノホテルでのディナーとなります。

このソフィテルリーフカジノホテルはケアンズの中でも最高級ホテルなので、多少お洒落をして食べに行ったのですが、実際はラフな感じのレストランで、バイキング形式の食事だったにも関わらず品数は少なく、味もおいしくなかったので、せっかくの旅行の1回の夕食が台無しになってしまいました。

第3日目(サクソンリーフ2ダイブ/ノースヘディングリーフ1ダイブ)

グレートバリアリーフへのダイビングは、数日間に渡るダイブクルーズで行くか、日帰りのデイトリップで行くのどちらかになりますが、今回は滞在日数が短いので、当然、日帰りのデイトリップダイビングへの参加となります。

今回のダイビングでは「Dive 7 Seas」というダイブショップを利用して、1日目は「日帰りケアンズ3ダイブツアー」、2日目は「日帰り最北端3ダイブツアー」を日本から事前に予約していました。

オーストラリアでは、ボートダイビングでもセルフダイビングが基本となっている様ですが、ここを利用すると確実に日本人ガイドが付くとのことだったので、このショップを利用することにしました。

ダイビング初日は、朝の7:40にダイブショップの人がホテルのロビーまで迎えに来てくれましたが、毎度のことながら私達はショップの人がロビーを探し回って、あきらめかけたところで登場します。。。

今日は「日帰りケアンズ3ダイブツアー」なので、船はラディソンプラザホテルのすぐ横の港からの出発するため、ロビーからは歩いて船に向かいました。

ここでガイドさんに本日は何人位で潜るのか聞いてみると、本日の客は私達だけとのことです。

おっ、ラッキー、ダイビングボート独占か?と思いきや、ここのショップは自前のボートを所有してなく、日本人ガイドさんと一緒に大型レジャー観光船に乗り込んでグレートバリアリーフ(GBR)まで行き、そこで観光船の他のダイバーやシュノーケラーとは別に、我々だけで潜るとのことでした。

さっそく船に乗り込むと、船は160人乗りくらいの大型船で、今日の利用者は80人くらいとのことでしたが、なんとガイドさんと我々2人以外は全員外人さんでした(外人さんばかりの船なので、船内の冷房は異常に効きすぎてました)。

このショップでは英語圏のお客様をメインとしている観光船を利用するとのことで、英語が話せない私達はちょっぴり不安でしたが、ガイドさんはずっと我々と一緒にいて飲み食いの面倒から器材セッティングまで何から何まで面倒を見てくれたので、けっこうお殿様ダイビングとなりました。

今日の始めの行き先は、ケアンズから約1時間程で日帰り圏内としてはメジャーポイントであるサクソンリーフで、ここでまず2ダイブをしました。

潜ったとたんに大きなツバメウオが寄ってきましたが、ここGBRでは観光客向けに多くの魚が餌付けされている様で、魚の方から近寄ってくることがけっこうありました。

小さめのナポレオンフィッシュや巨大なゴマモンガラにも遭遇しましたが、このナポレオンは餌付けされていないらしく近寄ってきてくれませんでした。

   

また、産卵期にはダイバーを襲ってくる危険なゴマモンガラは、今の時期は近づいても問題ない様でした。

   

サクソンリーフではそれ以外に、バリアリーフアネモネフィッシュやドットアンドダッシュバタフライフィッシュなどの固有種や、ガーデンイールやマダラタルミの幼魚など、全体的に小物熱帯魚ウォッチングのリラクゼーションダイビングとなりました。

ガイドさんの話では、サクソンリーフに限らずデイトリップのダイビングポイントは全てリーフ沿いの内海なので、全体的にとても穏やかな海で潜ることになるとのことでした。

2本潜った後で、船のキャビンに用意されたバイキング形式の昼食を取りましたが、食パンのほかにソーセージやらビーフやらサラダやらがあるものの、食パンにバターやジャムは用意されていなかったので、サンドイッチにして食うべきなのかどうか悩んだあげく、結局パンにいろいろ挟んでかぶりついたのですが、中身は飛び出して汚くなるわ、味は薄くておいしくないわで、何か悲惨な昼食となってしまいました。

3本目は場所を移動して、ノースヘディングリーフに行きました。

ここでは2匹の大型ナポレオンフィッシュが餌付けされているとのことで、今までまともにナポレオンを真近に見たことがなかったので大いに期待していましたが、潜る直前に水中カメラをベンチから滑り落として、カメラを破損させてしまいました。 む、無念・・・

しょうがないので水中カメラなしで潜りましたが、潜ったとたんいきなり大型のナポレオンフィッシュが潜行ロープ近辺でうろうろして、何かダイバーから餌をもらおうとしている様でした。

その後、しばらく小物熱帯魚ウォッチングをした後、浮上するために徐々に水深を浅くしたところ、ここにも1.5mはあろうかという大柄ナポレオンフィッシュが泳いでいて、シュノーケラー達が水面で大はしゃぎしていました。

このナポレオンも餌を欲しがっていた様で、いつのまにか別のグループから餌を貰ったガイドさんが餌を与えると、目の前まで近づいて来て大迫力でした。

ガイドさんが触って見せたので、つられて触ってみたら表面はヌルヌルベトベトでした。

ノースヘディングリーフではこのナポレオン以外にも、ヤッコエイがこちらに向かって泳いできたり、やたら大きいシャコ貝なども見ましたが、なんといっても念願のナポ君を真近に見ることが出来て大感激でした。

結局、本日の3本のダイビングは全て透明度がよく、特にサクソンリーフは透明度が抜群でしたが、水温は24℃で5mmワンピースのウェットが調度良かったです(外人ダイバーさんは皆、半袖半ズボンのウェットを着て元気一杯でした)。

ちなみに今回は、カンタス航空の荷物重量制限はとても厳しいとの噂をインターネットで見ていたので、My重器材は持ってこないでレンタルしたのですが、どうもここの外人ダイバーさんたちは大まかな人が多いらしく、勝手に人のレンタル器材を使ったりしてしまうので、重器材をレンタルにしたのは大正解だったようです。

尚、この「Dive7Seas」は深く潜らない、長く潜り過ぎないことを方針としている様で、1日3本のうち1本目Max18m、2本目Max15m、3本目Max12mを目処として1本あたりのダイブ時間は35分程度で、残圧を120も残して浮上することもありましましたが、1日に3本潜る場合には、この程度があまり疲れず適切かもしれません。

3本潜り終わったところでケアンズに帰港しますが、この船は大型にも関わらずシャワーが付いていないので潮落としはホテルまでお預けで、帰りの船の中でのんびりログ付けを行いながら帰りました。

今日の夕食は、ケアンズのガイドには必ず載っている、シーフードレストランのカーニーズで食べました。

私はダイバーにも関わらず魚介類がやや苦手なのでオージービーフとイカ・タコ・エビの盛り合わせ、妻はロブスターやらマッドクラブやらがいろいろのっている魚介の盛り合わせと、生牡蠣半ダースを食べました。

ここはガイドブックには肉を食べても美味しいと書いてあったのですが、魚介はそこそこ美味しかったものの、肉は冷めると硬くなってしまい、はっきりいって美味しくはなかったです。

それよりもこのレストランは、ウォーターフロントの通り沿いのオープンな雰囲気で食事をすることが出来るので、夜風に当たりながらBeerを飲みながらの食事はなかなか気分が良かったです。

第4日目(エイジンコートリーフ2ダイブ/ライトリーフ1ダイブ)

今日はいよいよ「日帰り最北端3ダイブツアー」で、期待のエイジンコートリーフでのダイビングです。

エイジンコートリーフへはショップの車でポートダグラスまで連れて行って貰い、そこから船に乗ります。

ポートダグラスに車で行く分、朝の待ち合わせは6:40と早いのですが、昨日と同様にショップの人がロビーを探し回ってあきらめかけたところで、私達は登場しました。。。

今日も英語圏のお客様メインの観光船を利用するとのことでしたが、今日は一緒に潜る日本人ダイバーは合計7人いたので、英語が全く話せない私達にとっては昨日より心強かったです。

今日の船は昨日よりも一回り小さく120人乗りくらいの船でしたが、実際に乗船しているお客の数は50〜60くらいだったので、船内はとても広々としていて、今日は我々用に予約席も取られていたので、冷房は相変わらずやたらと寒いながらも、船内ではとても快適に過ごすことが出来ました。

エイジンコートリーフへは、ポートダグラスから約1時間半かかります。

エイジンコートリーフは、もともとバラクーダやイソマグロや運が良ければグレイリーフシャークも見られるはずでしたが、残念なことに今回は潮の流れがいつもと違うのでこれらを見ることが出来ず、その代わりに普段は人が入ることのない珊瑚礁のきれいなポイントで潜ることになりました。 ウ〜ン、珊瑚よりも大物見たかったな〜・・・

ということで、まずエイジンコートリーフで午前中に2本潜りましたが、ここはとにかく枝珊瑚、テーブル珊瑚、岩珊瑚などの珊瑚の大群生で、色もピンク、青、緑など色鮮やかなで、未だかつてこれほど活き活きした珊瑚は見たことがなく、さすがはグレートバリアリーフと名付けられているだけのことはありました。

しかし、残念ながら大物との遭遇は、寝ているところに喜んで近づいていったら逃げてしまった、1.5m強のホワイトチップシャーク1匹だけでした。

午前中2本潜った後でバイキング形式の昼食を取りましたが、この船のバイキングはケアンズ発の船とは違ってメニューが豊富で充実していたので、ついついおかわりを何回もしてしまい、お腹一杯になってしまいました。

食後の3本目は、エイジンコートリーフから少しだけ移動した、ライトリーフというところで潜りました。

ここでも珊瑚が元気一杯でしたが、やはり期待の大物には会えませんでした。

結局、エイジンコートリーフ周辺のダイビング3本とも、流れのない海でののんびりふわふわリラクゼーションダイビングで、沖縄ケラマでのダイビングと雰囲気的が似ていました。

3本潜り終わったところで、また1時間半掛けてポートダグラスに帰港しますが、この船もやはりシャワーが付いていなかったので潮落としはホテルまでお預けです。

帰りの船の中でログ付けを行い、またケアンズまで車で1時間ほどかけて戻り、「Dive7Seas」のショップに行って支払を済ませてホテルに戻るまでには裕に3時間以上はありましたが、さすがにこれだけの時間、潮漬けのままでいるのは、チョット嫌でした。

最後の支払の時のガイドさんたちの商売っ気がやや気になりましたが、きれいな珊瑚、ちょっとリッチな気分の大型レジャー観光船と共に、このショップはお殿様ダイビングで楽しませてくれるので、今度機会があれば是非また利用したいです。

今日の夕食は、ダイビングで一緒に潜った、名古屋から1人で来ていたリゾートダイバーの女の子と一緒に、その子が泊まっているホテルにあるチャイニーズレストラン・オーシャンパレスで食べることになりました。

ここのシェフは、本場香港から来ているとのことで、味はまあまあ美味しかったです。

一緒に潜ったこの女の子は、歳は私達より若干若いものの、ダイバーとしての経験本数は10本程多く、行ったことのあるリゾートも全然多く、私達が行ったモルディブや宮古島は当然として、ダイビングが上達してから潜ってみたいと思っているパラオ、サイパン、与那国島等にも、潜ったことがあるとのことでした。

やはり、上級者ポイントでもドンドン挑戦してみるべきなのでしょうか?

食事の後は、ナイトマーケットでオーストラリアでのおみやげを買い漁りました。

第5日目(帰国日)

帰国日は、ホテルから空港まで旅行会社のバスで送って貰えますが、何故か強制的にDFSに40分ほど立ち寄る時間が設けられていたのがみょーに不自然でした。

しょうがないので、試食品のTimTam(オーストラリアのチョコとウェハースのお菓子)を食べまくって時間を潰しました。

ケアンズからは11:30頃出発して、19:00頃成田に到着します。

あきらめつつも期待していたスチュワーデスさんは・・・ やはりいませんでした・・・

ケアンズにいるときには全然気が付きませんでしたが、ケアンズは熱帯雨林とグレートバリアリーフに囲まれて、とても空気が美味しかったようで、日本に帰国して外に出たとたんに、妙に日本の空気の排ガス臭さが気になりました。

よく、日本人がハワイなどに行くと、空港を出たとたんにココナッツの甘い香りを感じて、いかにも南国の雰囲気を味わうことが出来ますが、日本に来た外国人の人は、きっと「日本は排ガス臭い」と感じているに違いありません。

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